補聴器は聞こえを改善する力を持っていますが、騒がしい場所で会話をするのは健聴者であっても骨の折れるものです。騒がしい場所で会話をする事態になった時、以下のヒントを思い出してください。
すべきこと
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話し相手の顔をよく見てください。私たちは時には無意識に、話し手からの視覚的な情報を利用しているからです。
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照明の向きにも気を配って、話し相手全員の顔が良く見える位置に座ってください。
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話をしたい相手の近くに座ってください。
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リモートマイクなどを上手に使って、出来るだけ明瞭に聞き取れる環境を作ることもお奨めです。
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騒がしい場所で話すのは誰にとっても疲れるものです。適当なときに休憩を取ることも大切です。
すべきではないこと
聴き取れない時には、理解できたようなふりをしてはいけません。聞き逃したと思ったら、もう一度言ってもらうように頼んでください。
補聴器を隠そうとしないでください。
隣の部屋に居ながら話そうとしないでください。話したい人の所まで行って話をすることが大切です。
相手の話を途中で遮らないでください。最後まで話して貰ったほうが、相手の話を理解するための手がかりが沢山得られます。
言葉を繰り返して貰ったり、別の場所で話すことを提案したりといった、あなたにとって切実に必要なことがある時は、相手に依頼するのを躊躇しないでください。相手にとっても、あなたは大切な聞き手だということを忘れないでください。
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