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【テレワークはイヤホン?ヘッドホン?】きこえの負担を考えよう

新型コロナウィルス(COVID-19)の影響で、新しい働き方 テレワークが浸透してきました。
 
テレワーク中、周りの邪魔にならないように、または会話を非公開にするために、イヤホンやヘッドホンを使用している方は多いと思います。スターキー本社のサラ・バーダックCAO(チーフ・オージオロジー・オフィサー)は、ある理由からイヤホンではなくヘッドホンの使用を提案しています。
 
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大きな騒音は主な難聴の原因の1つです

ヘッドホンやイヤホンは、85デシベルから最大で110デシベル以上の音を出すことができます。100デシベルの音を15分間聞き続けると、きこえに損傷を与える可能性があると言われています。

イヤホンのように音源が外耳道の中にある場合、音量は外耳道内で6デシベルから9デシベル増加する可能性があります。このような理由から、バーダック博士はイヤホンよりも周囲の騒音を減らし、音量を下げてもはっきりと聞こえるノイズキャンセリング機能が搭載されたヘッドホンを使うことを提案しています。

 

きこえ(有毛細胞)は損傷すると、修復する方法がありません

大きな騒音を聞くと、耳の有毛細胞にとって過負荷となり、有毛細胞は損傷してしまう場合があります。有毛細胞は一度損傷すると、二度と再生しなくなります。

 

騒音性難聴の兆候

騒音性難聴は徐々に影響を及ぼしていくため、気付きにくい難聴の1つとも言われています。

 

騒音性難聴の兆候は、次のようなものがあります

  • ・自分にとって丁度いいテレビの音量が家族にとって「大きすぎる」と言わてしまう
  • ・「もう一度、言って?」と、内容を繰り返し聞いてしまう
  • ・騒がしい環境での会話が聞き取れない、聞き取ることに疲れてしまう

 

バーダック博士は、難聴を防ぐための大きなポイントはイヤホンやヘッドホンの音量を下げることだと言います。

一般的な会話音は約60~70デシベルなので、75デシベル未満の音は安全であると考えられています。それ以上大きな音を聞き続けることは注意する必要があります。

 

大きな音は、聞く時間が長ければ長いほど、きこえに損傷を引き起こす可能性が高くなります。

 

社会人だけでなく、学生もスマホで音楽や動画を楽しむようになっています。バーダック博士はイヤホンやヘッドホンの音量を60%未満の状態で60分の再生を制限する「60/60ルール」を提案しています。

 

 

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トピック: 難聴と健康