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トピック

補聴器は認知機能の低下抑制に効果がありますか?

年齢を重ねても、精神的な健康や鋭敏さを維持したいと誰もが思っています。認知症、アルツハイマー病、認知機能の低下は、誰もが避けたい症状です。


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年をとっても精神的にシャープな状態を維持するためには、難聴が大きな影響を与えているという研究が増えてきています。実際、2018年の研究では、未対処の難聴は認知症のリスクを50%増加させると結論づけられています。

 

 

研究者たちは、なぜ未対処の難聴が認知症のリスクを高めるのか、科学的にはまだ結論が出ていないことを認めていますが、3つの可能性がある理由を提示しています。



難聴は社会的孤立を招く


難聴を放置していると、社会的孤立感や孤独感が増し、アルツハイマー病や認知症のリスクが高まることが研究で明らかになっています。

 

難聴になると、社会活動や聴力が重要な役割を果たす状況から引きこもる可能性が高くなります。


難聴は脳の認知負荷を変える

 

難聴症状が始まると、脳は自分が聞いていることを理解するために一生懸命働かなければなりません。これは記憶や思考に必要なエネルギーを奪うことになります。科学者はこれを "認知負荷 "理論と呼んでいます。


あなたの脳には限りある燃料しかないと想像してみてください。難聴が進むと、聞いている内容を理解するために「燃料」を使わなくてはならず、記憶や意思決定などの作業に使われるべき「燃料」が減ってしまうのです。

 

 

難聴は脳の縮小を加速させる

 

最後に、難聴は脳の萎縮や収縮を加速させることが示されています。

そう、信じられないかもしれませんが、私たちの脳は年齢を重ねるごとに縮小していきます。しかし、ジョンズ・ホプキンス大学の研究者たちは、聴覚に障害のある方は1年の間において、健聴者よりも脳の組織が多く失われていることを発見しました。

 

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難聴ケアで、私たちは精神的に鋭敏になれるのでしょうか?

 

難聴への対処が認知機能の低下を防ぐことができるという証拠はまだありませんが、2つの研究がその可能性を強く示唆しています(別の研究も進行中です)。

 

1つは2015年に行われた研究で、被験者を25年間にわたって調査したところ、自己申告の難聴者で補聴器を装用していない人には認知機能の低下が加速していることがわかりましたが、補聴器を装用している難聴者は健聴者に比べて認知機能の低下が見られなかったのです。

 

 

2017年の研究はさらに興味深いものでした。Lancet Commission on Dementia Prevention and Care(ランセット)が行ったこの研究では、中年期の難聴へ対処することは、認知症予防のためにできる9つのことのうちの1つであると結論づけています。

さらに重要なのは、「認知症の発症を減少させたり、発症を大幅に遅らせたりする」ために、認知症を修正することができる危険因子の第一位が難聴への対処であるということです。

 

 

実際、研究者は、難聴への対処は「世界で4,700万人以上の認知症患者のうち、最大9%について予防できる」と示唆しています。

 

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難聴に対処する聴覚ケアには補聴器の装用が効果的です。

難聴と認知機能の低下との関連性、そして上記の研究は、難聴の一般的な兆候を無視して聴覚ケアをするのではなく、誰もが聴覚ケアを行う動機付けになるはずです。補聴器は聴覚ケアを行うための一般的な方法です。


LivioAI(リビオエーアイ)補聴器は、聴覚ケアと認知機能の健康をサポートするために特別に設計された補聴器です。圧倒的なサウンドパフォーマンス性能に加え、脳と身体の活動をモニタリングすることができる世界初のウェアラブルデバイスです。

 

数々の賞を受賞した実績から多くの方にご支持いただいている補聴器です。

 

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トピック: 難聴と健康, ヒアラブル, はじめての補聴器, Livio