家族の誰かが聞こえに悩んでいると気づいたら、駆け寄って助けてあげたい気持ちで一杯になりますよね。でも、どのようにしたら、家族の良き理解者として、押しつけがましくなく話すことができるのでしょうか?
家族の気持ちを尊重しつつ、聴力測定を勧めるにはどのようにしたらよいか、いくつかのポイントをお伝えしたいと思います。
もし、貴方が、家族またはお友達に難聴の兆候を感じたら、彼らにとって一番良いことは、聴覚の専門家である耳鼻科医に診て貰うことであり、専門家による聴力測定を勧めることです。難聴は、普段の会話の中であまり話題に上らないデリケートなものです。しかし、失った聞こえは補うことができます。大切な人たちの聞こえを守る為にも、以下のポイントを参考にご家族と話してみましょう。
難聴を問わず、全ての人に、年に一度、耳鼻科医による聴力測定を受けることをお勧めします。誰もが、定期的に聴力を測定し、年々起こりうる聞こえの変化や問題点を知ることが必要です。また、先生は、個人の聞こえに対して、具体的に何が必要で、何が最適であるかをよくご存じです。年に一度の健康診断の際に、受ける項目の一つとして、聴力測定を検討してみましょう。
ご家族が聞こえに悩んでいる場合、聞こえのことを話題にする時期を待てば待つほど、状況は悪い方に向かうかもしれません。難聴は放置しておくと悪化してしまう可能性があり、本人だけの問題ではなく、家族、友人、同僚との関係にも影響が出てしまいます。残念ながら、聴力とは、一度失うと、元の状態まで回復することはできないのです。
難聴を放置しておくと、アルツハイマー病、認知症、うつ病のような健康不安にも繋がります。貴方の大切な人たちにとって、毎日の生活が有意義になるように、以下のポイントを参考に聴力測定を提案してみましょう。
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