今でも補聴器に期待できることを多くの人がご存じありません。
「大きくて恥ずかしい」
「ハウリング(ピーピー音)がしてうるさい」
「おじいちゃん、おばあちゃん、高齢者しか身につけないもの」
といった間接的なイメージなどからの誤解が、
まるで全ての補聴器がそうであるかのように、人々に思わせ続けています。
補聴器は30年前とは異なり、外観から内部技術まで、非常に魅力的で効果的なものへと飛躍的な変化を遂げています。
現代の補聴器はどのような聞こえや感覚を装用者に与え機能するのか、
その性能からどのような期待値を設定すればいいのか、そのヒントを10個挙げていきたいと思います。
現在の補聴器ができること10選
1.聞き取りや理解力が向上します。
2.周りの人の声がひずんだり、甲高く耳障りに感じたり、くぐもったりすることがありません。
3.樽の中にいるように低く響いていた自分の声が「普通」に聞こえます。
4.ぼんやりと聞こえていた耳慣れた音の明瞭度や音質が向上します。
5.懇親会のような大人数が一斉に話している限られた空間で、大き過ぎない程度に聴き取り易く音が増幅されます。
6.補聴器を両側に装用すると、音や会話音の方向感が掴みやすくなります。
7.静かな環境(例えば、家庭、職場、クリニックなど)での聞き取りやコミュニケーションを助けます。
8.雑音下の環境(例えば、レストランや立食パーティーなど)での聴き取りや会話の理解が向上します。
9.音が反響する環境(例えば、講堂、教会、映画館など)での会話が理解し易くなります。
10.サイレン、交通騒音、工事騒音のような大きな音が不快にならない程度にはっきりと聞こえてきます。
とはいえ、補聴器は低下した聴力を元の状態まで回復させることはできません。
また、新しい補聴器に慣れるまでの期間にも個人差があります。(2~3ヶ月かかる方もいます)
しかし、一旦補聴器に慣れてしまうと、補聴器が与える聞こえの世界がこんなにも素晴らしいものかと気付くことでしょう。現実的な目標設定をして、補聴器ライフを楽しみましょう。
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※
補聴器は適切なフィッティング調整により、その効果が発揮されます。しかし装用者のきこえの状態によ
っては、その効果が異なる場合があります。適正で安全な使用のために「ご使用の前に添付文書及び取扱説明書を必ずご参照ください。