みなさん、こんにちは。
私はスターキージャパンの西川愛理と言います。今後、装用者でもあるわたしの体験も定期的に綴らせていただきますので、よろしくお願いいたします。
今年も残すところ、あと1週間もなくなりました。
今日は、補聴器装用歴22年になる私の日常の一コマを共有させていただきます。
12月10日(日)。私は一人鎌倉を散策していました。
紅葉がすごく綺麗だったこともあり、景色を楽しもうと、運動のためにもJR鎌倉駅からJR北鎌倉駅を歩いてみることにしました。
JR北鎌倉駅前には、鎌倉五山といって鎌倉で有名な5つのお寺のひとつ、円覚寺というお寺があります。お寺の前には、色々なイベントの張り紙があるのですが、私はその中の1つに目を奪われました。
河口恭吾ライブ!!!
みなさんは、河口恭吾さんをご存じでしょうか。
♪僕がそばにいるよ
の歌い出しで有名な「桜」の歌手です。
まさか、あの歌声を聴けるだなんて…。
ライブは13時半開始。
現在の時刻は13時15分!
いてもたってもいられず、一目散にライブ会場の佛日庵を目指しました。
佛日庵に到着したのは13時25分頃でした。
チケット代を払い、ライブ会場へ。
会場は小さな和室で、すでに20~30人ぐらいの観客がいらっしゃいました。
入ってみて、まず気になったのはスピーカーとの距離でした。
スピーカーが近いと
といった、補聴器装用者ならではの不安が出てきます。
そんなドキドキとワクワクが入り混じった中で、河口さんのライブが始まりました。
ライブは13時半から15時半までの2時間で、
会場にいるすべての方が楽しめるような曲をたくさん歌って下さいました。
さて、肝心の悩み事ですが…
YouTubeなどで河口さんの楽曲を聴いて頂くと感じると思うのですが、
河口さんの歌声とギターの音色のハーモニーは優しく、ときに切なく…
でも、エネルギッシュな楽曲では楽しく、手拍子を打ったり、合いの手があったりなど、
世代を超えて、会場の人たちと一緒に盛り上がりました。
さて、私が装用している補聴器はHalo2 RIC312と言って、
スピーチと音楽を同時に処理することが出来る、ツインコンプレッサー技術が搭載された補聴器なのですが、ライブが始まって最初の2曲のみ、補聴器のメモリーボタンを使って
・BGM強調オフ
・BGM強調1
・BGM強調3
・音楽メモリー
で聴いてみました。
その感想は…
です。
まず、音楽強調をオフにして聞いてみたところ、音が抑えられたように聞こえ、曲の魅力が半減してしまい、物足りなくなって、テンションが下がってしまいました。
しかし、BGM強調1、BGM強調3、音楽メモリーはメロディーの抑揚がはっきり分かり、首を横に揺らして自分もリズムに乗ることができ、リズムが取れると歌詞の内容もBGM強調がオフのときよりグッとくるものがありました。
とくに、音楽メモリーでの聴こえは、臨場感・ダイナミックスさが違いました。
スピーカーとの距離も、河口さん本人との距離も近く、そして、会場の方全員で手拍子を打ったりと、通常なら「うるさい」、「離れたい」、「ハウリングが心配」と思うところですが、
音割れも、ハウリングも、うるささも感じることがなく、
2時間ずっと河口さんの歌、トーク、会場のみなさんとの一体感を楽しむことが出来ました。
本当に贅沢な2時間でした。
ライブ後、河口さんとお話しすることが出来たのですが、その際、自分が補聴器装用者であることを告げると「スピーカーの音はうるさくなかった?」「音割れしなかった?」など、ライブ中での聞こえについて質問して下さいました。
なので、装用している補聴器は音楽に特化した補聴器なので音割れは大丈夫だったこと、河口さんの歌声もギターの音色も綺麗に聞こえたことをお伝えしました。
(河口さんは「そっか~、よかったよ~」とおっしゃって下さいました。)
最後は、河口さんと写真をパチリ!
サイン入りのCD!
このCDは最新作のアルバムで、帰宅後、早速自分のiPhoneに入れてみました。
私が装用しているHalo2 RIC312は、iPhoneとBluetoothでペアリングすることが出来るMade for iPhone補聴器なので、中継器なしで音楽を楽しむことも出来ます。
ちなみに、私が好きな曲は「会社をやめて旅に出よう」です。パッと見、衝撃的なタイトルですが、軽快なテンポと河口さんの明るい歌声に、どこか外に出かけたくなるような曲です。
(※決して、会社を辞めたい訳ではありません!笑)
今回、北鎌倉の旅で感じたことは、
この時期、芸能人のディナーショーや年越しライブだけでなく、
会社や町内会の忘年会など、イベントがたくさんあるので、
Halo2だけでなく、同じツインコンプレッサー技術を持ったMuseなどのシナジー製品を装用していると、
こういったイベントも例年以上に楽しめるんじゃないかなと思いました。
また、私は左耳が生まれつき聞こえない先天性聾ということもあり、右耳のみの片耳装用なので、もしも両耳で補聴器を装用していたら、もっと迫力感を味わえたのかなとも思いました。
(両耳装用が可能な人がちょっぴりうらやましい…)
北鎌倉に行ってよかったです!
河口さん、素敵な時間を本当にありがとうございました!!