難聴や補聴器に関する質問にオージオロジストのべス・マコーミックが回答します。(All Earsはアメリカのオージオロジスト(聴覚専門医)の見解をお伝えするスターキー本社が提供しているコラム記事です。)
回答: 補聴器は聴覚という身体の一つの器官を補助するものであり、身につけるものなので、使用していて何らかの修理が必要になることが珍しいことではありません。なので通常、補聴器には保証期間や修理補償が設けられています。しかし、どれくらいの頻度で補聴器の修理が必要になるかということは予期することが非常に難しいです。
なぜならば、補聴器の使用量やお手入れ、ライフスタイルもユーザー一人ひとりで異なるからです。
補聴器が外耳道に納まるタイプ(耳あなオーダーメイド型)、耳に掛けるタイプ(耳かけ型)の違いがあったとしても、精密な電子機器にとっての理想とは程遠い環境にさらされています。湿気、耳垢、汗、埃や塵が補聴器の性能や寿命に影響を与えます。間違いなく、病院や販売店、製造メーカーで確認される修理の多くは、耳垢や塵や埃などのゴミを簡単に取り除くことで解消されています。
補聴器は毎日装用するために作られ、操作される頻度も高いですが、小型で高機能な電子機器なので、取り扱いには注意を向ける必要があります。なので、一律にどのくらいの頻度で修理に出されるのかを知ることは残念ながら言い切れません。中には定期的な掃除とお手入れを懸命にすることで、修理知らずでいつもあなたの耳にずっといてくれることもあります。
補聴器の掃除やお手入れの仕方に関するヒントは、下記関連記事やページもご覧ください。