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【夏にはご用心】外耳炎とはどんな病気?

作成者: マーケティング部|17/08/24 8:35

外耳炎の原因

原因として最も多いのは、水泳後に耳の中に水分や異物が残ることですが、それだけではありません。シャワーや入浴の後、湿度の高い環境、さらにはイヤホンの長時間使用など、日常の中でも耳の中に水分が残ることで同様の状態になることがあります。外耳炎にはきちんとした対処が大切です。

 

さらに以下のような要因も外耳炎を引き起こす原因となることがあります:

 

  • ・細菌が多く存在する環境(例:温水プールや水質の悪い場所)への接触
  • ・綿棒などによる耳の過度な掃除(耳の皮膚を傷つける可能性があります)
  • ・外耳道の皮膚に傷や皮膚疾患がある場合(例:湿疹や脂漏性皮膚炎など)
  • ・ヘアスプレーや染毛剤などの化学物質が耳の中に入ること
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外耳炎の症状

外耳炎の初期症状として、耳の穴のかゆみや違和感、痛みなどで始まることが多いようです。耳たぶを軽く引っ張ったときにこの痛みが強くなるのが特徴とされます。耳の中がが腫れぼったく感じたり、詰まったような感覚があることもあります。また、透明でにおいのない分泌物が出ることもあり、不快感や不安を感じる方も少なくありません。

 

外耳炎が進行すると以下のような症状がみられることがあります:

  • ・発熱

    ・きこえにくさを感じる

    ・首や顔、頭に広がる強い痛み

    ・耳のまわりの皮膚の赤みや腫れ

    ・においのある分泌物が出ることも

 

  • 般に、外耳は、深刻な状態になることは少なく、適切なケアを行えば比較く改善することが多いとされています。ただし、放置するとみが強くなり、特に高齢の方や糖尿病、免力が低下している方にとっては注意必要です。

 

 

外耳炎をそのままにしておくことのリスク

外耳炎を放置すると、以下のようなトラブルにつながる可能性があります。

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  • ・一時的なきこえの低下
  • ・耳の不調の繰り返し(慢性的な外耳炎に移行することも)
  • ・耳の奥の組織への影響:まれに骨や軟骨まで広がることがあります。特に高齢者の方や糖尿病のあるかたは注意が必要です。

 

こうしたリスクを避けるためにも、耳に違和感を感じたら早めのケアが大切です。きこえや健康を守るためにも、耳の状態には日ごろから気を配りましょう。

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外耳炎の治療

耳に違和感や不快感を感じた場合は、早めに医療機関を受診いただくことが大切です。医師による診察では、以下のような対応が行われることがあります:

 

  • 耳の状態を確認する
    ・耳鏡(オトスコープ)を使って、鼓膜に穴(穿孔)がないかを確認します。鼓膜に損傷などがあると、耳の奥(中耳)にまで水分が入り込む可能性があるため、慎重な診察が必要です。

  • 医療機関における耳の洗浄
    ・感染や炎症がある場合、痛みや違和感の軽減につながることがあります。

  • 薬の処方
    ・必要に応じて、抗菌成分を含む点耳薬などが処方されることがあります。

 

治療中の対応と注意点

外耳炎の症状が進行している場合、医療機関では耳の状態に応じて、内服薬や痛みを和らげる対応も検討されることがあります。数日経っても改善が見られない場合は、別の治療方法が必要になることもあります。

 

大切なのは、回復期間中は耳を乾いた状態に保つこと。水分が入ることで症状が悪化する可能性できる限り減らすため、耳を濡らさないように注意しましょう。

 

 

外耳炎を防ぐ5つのポイント

夏の水辺のアクティビティを楽しむために、耳のトラブルを防ぐちょっとした工夫をご紹介します:

  1.  
  2. 1.水に触れた後は耳を乾かす
  3. 頭を傾けて、耳の中の水分を自然に排出しましょう。左右それぞれ行ったあと、乾いたタオルやティッシュで耳のまわりをやさしくふき取ります。
  4. 注意:耳の中を乾かすために綿棒を使うのは避けましょう。耳の皮膚を傷つける原因になります。
  5.  
  • 2.耳に水が入らないようにする
  • 耳栓を使うことで、水との接触を防ぐことができます。一般的な耳栓は薬局などで購入いただけます。水との接触が多い仕事をされているなどにむけた、水泳用の耳栓といったものもあります。

 

3.耳あかのケアをしすぎないことも大切

耳あかは外耳を守るために重要な役割を果たしています。耳垢は耳の中を清潔に保ち、細菌や異物の侵入を防ぐ「天然のバリア」なのです。耳あかは自然に外に出てくるため、特別なケアは不要とされています。耳の入り口を湿らせた布で優しくふき取る程度で大丈夫です。もし耳あかが過剰にたまっている、または聞えに影響しているかもしれないと感じる場合は、自己処理はせずに耳鼻科の受診をお勧めします。

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  • 4.耳の皮膚を健やかに保つ
  • 耳の内の皮膚も、外部からの刺激や細菌の侵入を防ぐ大きな役割を担っています。乾燥やひび割れが気になる場合は、体調や皮膚の状態が関係していることも否めません。専門家への相談が安心です。

 

  • 5. 科学物質から耳を守る
  • ヘアスプレーや染毛剤などの化学物質が耳の中に入ると、皮膚への刺激につながることがあります。使用時は、耳栓やイヤーキャップなどで耳を守る工夫をしましょう。

 

外耳炎に悩まされることなく、安心して水辺のスポーツなどを楽しみましょう。ちょっとした耳への気遣いが、聞こえと健康を守る第一歩になります。

 

 

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