難聴について、またそれに関わる補聴器について補聴器をご購入いただく前に最低限知っておいていただきたい内容を解説します。
  
 
| 外耳 
 外耳は①耳介(じかい)と②外耳道(がいじどう)に分けられます。 耳介は音を集める働きがあり、外耳道は、集めた音を鼓膜へ導きながら増幅する働きも持っています。 
 
 
 中耳 
 中耳には、外耳道に接する③鼓膜(こまく)と、鼓膜を通して内耳につながる ④耳小骨(じしょうこつ)という3つの小さい骨(ツチ・キヌタ・アブミ)があります。 鼓膜は楕円形の薄い膜で、音波を受けると振動します。 耳小骨は鼓膜の振動を蝸牛に伝える働きがあります。 
 
 
 
 内耳 
 内耳は、頭蓋骨(ずがいこつ)の中に入っています。 内耳には、平衡感覚を司っている⑤半規管(はんきかん)と⑦蝸牛(かぎゅう)があります。 それぞれ、水の入った袋の構造になっていて、中にリンパ液が入っています。 内耳では音声振動は電気信号に変えられ、⑥聴神経(ちょうしんけい)に伝えられます。 
 
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