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補聴器は認知症予防に有効なのか?

ここ数年、アメリカでは高齢者における難聴と認知症の関係が取り沙汰されています。米国科学推進協会(AAAS)の年次総会において、フランク・リン博士の最新研究により、難聴が実際に認知症やうつ病などの精神疾患の一因になっていることが報告されました。

 

 

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リン博士によると、認知症リスクの36%が難聴に起因しており、2013年の研究調査から、健聴者に比べて難聴者の方が、難聴の原因により認知機能が低下する可能性が30~40%高いと報告しています。
 
さらに、2011年には、別の研究報告で、「難聴の初期症状が悪ければ悪い人ほど認知症を発症しやすく、健聴者に比べると、軽度難聴を伴う人の方が認知症の発症リスクが3倍も高い」と報告されています。
 
 

この実態を悲観的に考える必要はありません。

なぜなら、補聴器が認知症予防に有効であるということなのですから。

 

コロンビア大学病院(CUMC)の研究者による最新調査で、難聴の高齢者の補聴器装用と認知機能の向上には直接的な相関関係があることが分かりました。

 

CUMC教授のエニル K. ラルワニ博士は、「補聴器の使用は簡単なことに思われるかもしれませんが、実はとても重要なことであり、難聴者が会話やコミュニケーションの輪に入ることで、認知症を予防したり、進行を遅らせることができます。」と、言っています。

 

来年1月15日(日曜日)に、”難聴と認知症・うつ病”に関する国際シンポジウムが、東京・大手町の日経ホールにて開催されます。先日、プログラムが発表されましたが、「難聴と認知症」研究の第一人者であるフランク・リン博士も来日され、ご講演される予定です!参加条件に制限はなく、どなたでもご参加いただけるようですので、ぜひこの機会にご検討ください。参加のお申込みは、下記のバナーからできます。 (申込締切が12/19(月)まで延長されたようです!)

 

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トピック: 難聴と健康