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難聴でも外食で気疲れしない5つのポイント

飲食店で食事をしていると騒々しさを感じるときがありませんか?

実はこれ、気のせいではないかもしれません!外食産業に詳しい人によると、飲食店側が様々な理由で意図的に、わざと騒がしい環境を作り上げていることがあるそうです。

 

例えば、「楽しい雰囲気にしたい」であったり、「テーブルの回転率や売上を上げるために、お客さまが長居したくない気分にさせたい」であったり、騒々しい環境を作る理由は様々です。

 

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騒がしい飲食店で会話を続けることは難しいですよね。これは健聴であっても難しく感じるわけですから、難聴の方にとって、それがどれだけ聴き取りに困難な環境であるかは計り知れません。

 

騒がしい飲食店で会話を聴き取り、

理解しやすくする5つのポイント

 

1. 店舗は慎重に選びましょう

 

 お店は直観的に選べるものではありません。食べたいものを選ぶ以上に選択に時間がかかるかもしれません。都心にある雰囲気の良い新しいレストランなどは、必要最低限の装飾でモダンでカッコいいかもしれませんが、高い天井やコンクリート打ちっぱなしの壁が食事空間を音が反響する環境にしている場合があります。

人がいっぱい入った体育館でスポーツ観戦をしているところを想像してみてください。さまざまな音がこだまして、残響し、会話の理解が難しいと思う場面があるはずです。会話を邪魔するもう一つの要因として、照明も考えられます。明るく照らされた場所に座ると、顔の表情やボディランゲージなど言葉以外のものが、会話を理解する重要な手掛かりになります。薄暗い明かりの飲食店を選ぶと、このような会話を手助けするものが見えなくなってしまいます。

 

2. ボックス席を選びましょう 

 

 ボックス席の背もたれが高いほど、会話を打ち消す邪魔な環境音を防いでくれます。さらに、一般的に背もたれは、騒音を弱める柔らかい素材でできていることが多いです。あなたがもしテーブル席に座ったら、きこえを妨げるさまざまな音の障壁がないので、このようなメリットを得ることができないでしょう。全体的にみても、ボックス席は騒音に対して比較的静かなオアシスのように感じるはずです。

 

3. 部屋の壁沿いに座りましょう 

 

大人数の立食パーティーなどで、相手と一対一で会話をしたいときに、部屋の静かな片隅に移動したことがありませんか?飲食店でも同じような原理が働きます。

食事エリアの壁や側面に沿って座る方が当然ながら静かです。このような位置関係であれば、全方向から音が来ることがありません。周りの雑音が気にならなくなり、食事の席での会話に集中できます。

 

4. 厨房の近くには座らないようにしましょう 

 

 近年、オープンキッチンの厨房で調理風景を敢えて見せるタイプのレストランが流行っています。しかし、キッチンはレストランの中で一番騒がしい場所である場合が多いのです。このようなレストランで食事をするときは、厨房からできるだけ遠いボックス席をリクエストするようにすると、雑音に埋もれず、大声で叫ばなくても良くなります。

 

5. 補聴器を装用しているなら、雑音となるものに背を向けて座りましょう。

 

 現代の補聴器のほとんどが指向性マイクロホンの技術を搭載しており、背景雑音がある環境下できこえを補助するように設計されています。相手と向き合って会話するときに聴き取りを良くしたいという前提で、指向性システムは動作します。指向性システムは、正面からの音声を強調し、背景の音を低減します。食事相手の後ろが壁であった場合、正面から相手の声だけが指向性マイクロホンに届き強調されるので、より効果的です。この機能を活用するには、あなた自身が適切な場所に座ることで最良の結果を得ることができます。

 

そして、もしあなたが補聴器装用者でスターキー補聴器を使われていれば、レストラン(飲食店)専用のカスタムメモリーを作成することや音質やボリュームをサウンドスペース機能を使って調整されることをお勧めします。

 

 

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