不思議なことに、犬というものは、食べてはならない物を食べる特殊な能力をもっているようです。あなたが買った高価な鞄、ごみくず、子どものおもちゃ…などなど。
しかし、犬が食べそうな物の中でも、最も危険な物は補聴器と補聴器用電池です。
男性「ちょっと遅れそう。飼い犬が補聴器を飲み込んじゃったんだ」
電話の相手「エイプリル・フールの冗談?」
男性「それなら良いんだけど。。。」
小さくて簡単に飲み込んでしまいそうですが、補聴器は膨大な技術の詰まったデバイスであり、補聴器用電池は内部に腐食性の液体を含んでいます。
犬が補聴器を飲み込んでしまったら、手術が必要な場合もあります。ペットが補聴器や電池を飲み込んでしまったら、すぐに獣医師に見てもらいましょう。
ペットが補聴器用電池を飲み込んだ時に現れる兆候として
●舌が、皮がむけたように赤くなる、又は壊死したように灰白色になる
●異様によだれを垂らす、あるいは嘔吐する
●異様に静かになる
●苦しそうな鳴き声を出す
●餌を食べない、あるいは噛むのが異様に遅い
補聴器と補聴器用電池は、常に家の中のペットが届かない安全な場所に保管するようにしてください。ペットや子供の手の届かない引き出しやキャビネット等が適切な保管場所です。
絶対に、補聴器や補聴器用電池をベッドサイドテーブルやオープンカウンターの上、低い家具の上などに放置しないでください。
私の補聴器はどうなるの?
残念ながら、ペットがかじった補聴器は取扱説明書にも注意書きがある通り、「通常の使用での故障」とはみなされませんので、通常の修理保証の対象外になってしまいます。修理金額は経過年数や補聴器のクラスにより異なります。
まずはペットの容態を最優先に、そして補聴器は購入したお店にご相談ください。
参考:
http://www.healthyhearing.com/report/52056-Keeping-your-pet-safe-from-hearing-aid-hazards
http://www.bbc.co.uk/ouch/features/the-dog-ate-my-hearing-aids.shtml