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トピック

補聴器での聞こえに慣れるには練習が必要です

メガネとは違って、大抵は難聴の兆しがあった時点で補聴器を購入する人はいません。難聴は何年もかけて次第に進行して行くので、すぐには気付かないのが普通です。しばらくの間、貴方は自分の聞こえは問題ないと思っているでしょう。そして実際、問題なかったのかもしれません。テレビの音量を少し大きくしたり、相手に聞き返して話をもう一度言って貰ったり、騒がしい場所に行くのは煩わしいので、そのような場所に行くのを止めることで、特に問題は無かったのかもしれません。

 

言葉の聞き取り練習_1

 

 

貴方がようやく補聴器を使ってみようと思うまでの間には、何年も経過しているかもしれません。そして補聴器をフィッティングして貰うことになります。音がくっきりと聞こえるようになり、聞いたことのないような音が聞こえるようになるでしょう。しかし時として、特に補聴器に少し慣れて来たくらいの時期に、ある人たちの言っている言葉が相変わらず理解できないことがあるのです。補聴器はこういう問題を解決してくれるはずではなかったのでしょうか?

 

脳の再トレーニングが必要です

こうした現象が起きる理由は、少しずつ聞こえにくくなってきた間に、脳が受け取る情報も以前に比べて減少していることにあります。長年の間に貴方の脳は聞き取れる音に集中することを学び、聞き逃すようになった音に以前は割り当てられていた神経経路を別の仕事に割り当て直している可能性は大いにあります。補聴器によって聞き逃していた音が再び聞こえるようになったら、こうした“新しい”音を適切に処理出来るように脳を再訓練する必要があります。

 

このためほとんどのきこえの専門家は、初めて補聴器を装用する人には自分が必要と感じた時だけ装用するのではなく、目覚めている間はずっと補聴器を装用するようにアドバイスします。肩の負傷や膝関節の置換を行った後のリハビリテーションに定期的な練習が欠かせないのと同様に、補聴器装用者も聴き取りの能力を向上させるためには練習が必要なのです。この“脳の再訓練”プロセスはすぐに出来るものではなく、実際の聴き取りを通じて出来上がって行くものです。

 

言葉の聞き取り練習_2

 

 

正しい練習には専門家の助言を

聴き取りの練習は色々な方法で行うことが出来ます。簡単な例では、大きな声で自分に向かって本を読むとか、本の文字を追いながらオーディオブックを聴くなどの方法があるでしょう。練習のためのコンピューターゲームやアプリもあります。このような練習プログラムの多くは、時間のある時に家庭で簡単に行うことができます。

 

より速く、より良い聞こえでより良い人生を

聴き取り練習の一番のメリットは何でしょう?これらの脳のトレーニングは、貴方の補聴器から最大限の価値を、しかも迅速に引き出すのに役立ちます。しばらくすれば、仕事にも、社会活動にも、あるいは自宅での家族との静かな語らいにも、自信を持って臨めるようになるでしょう。

 

聴き取り練習のための情報は、各年齢層に向けて様々なものが用意されています。どれが自分に一番適しているかについては、お近くの聴覚専門家(補聴器相談医や認定補聴器技能者)に相談してください。少し練習するだけで、聴き取る能力の回復度合いに驚かれるかもしれません。

 

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トピック: 補聴器