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湖が教えてくれたこと

私は「The Land of Ten Thousand Lakes:10,000の湖を持つ土地」に住んでいます。Wikipediaによれば実際の湖の数は11,842だそうで、私の夫のような生まれた時からのミネソタっ子だったら、きっと訂正するでしょう。私が知っているのは、ミネソタ州には湖が沢山あるということです。

 

ここではほぼ全ての住人が湖に出かけます。夏の間は特にそうです。私の夫も例外ではありません。夫は湖が、特にそこで魚釣りをするのが大好きです。子供たちが生まれる前は、夫はボートを持っていました。私自身は自分を湖の住人と考えたことはありませんでしたが、いつかは自分も湖畔に住処を持つのだろうと感じていました。

 

湖から学んだこと

 

 

 

私はオハイオ州の南部にある田舎町で育ちました。湖を見ようとしたら何時間も車を走らせなければなりませんでした。ボートを楽しめるくらい大きい湖を見つけるには更に遠くまで行く必要がありました。

 

私たちの家

 

去年の夏の終わりに、夫に散々説得されて、私も思い切って決心しました。私たちは湖畔に家を買ったのです。それは私たちの自宅から西の方角の、美しい田園風景の中にあります。私も自分の故郷を思い出すような風景です。車の通りが全くない場所ですが、私たちの自宅から遠くはなく、小さな子供たちがドライブで退屈することもありません。

 

その湖は湧き水で出来た湖で、入ると足先が良く見えるくらい透き通っています。ここは私が一番気に入ったところです。ただ一つ私が自分の決心に自信が無くなるのは、夫や子供たちが大きな魚を釣り上げた時です。とても大きな魚で、歯が生えています。その湖にノーザンパイクが沢山いるなんて知りたくありませんでした。ノーザンパイクは鋭い歯のある大きな魚で、他の魚を食べるのです。

 

私たちは新しい家の鍵を、夏が終わるまで手に入れられませんでした。その後、秋と冬を過ごして準備を整えました。ミネソタの夏は短い夏ですから、一年で一番良い季節を楽しむために間に合わせたかったのです。私たちはボートを持っていませんでした。そこでボートを買いましたが、ガレージに収まりませんでした。桟橋も注文しましたが、長さが短すぎました。こんなチグハグなところが、余計に私達の家らしいと感じたものです。私たちは自分でペンキを塗り、庭を造り、飾りつけしました。

 

 

初めての湖畔の夏

 

80歳になる私たちの隣人が、私たちのDIY活動を楽しそうに見ていました。彼はコーヒーカップを片手に椅子を引っ張って来て、何時間も見ていました。彼は、私たちにDIYのアドバイスしてくれたり、気さくに話しかけてくれました。彼はよく、リタイアすると全ての時間が自分の自由になる、と嬉しそうに言っていました。彼はその自由な時間を私たちと過ごすことを喜んでくれました。彼は週末に私たちが到着するのを私道の入り口で待っていてくれました。

 

私たちの5歳と6歳の子供たちは、彼はパパの親友だと冗談を言いました。彼は私たちを家族のように迎えてくれました。初めての夏の間に、私たちはとても親しくなりました。彼は私の夫の仕事の業績を祝ってくれました。CBS Sunday Morningで夫がインタビューを受けた時も、彼が誰よりも喜んでくれました。彼はビデオに録画して、インタビューを暗記してしまうほど繰り返し見てくれました。

 

彼は子供たちを気にかけてくれました。「この前、会った時から成長した」と、彼は何時も冗談を言いました。子供たちが魚を捕まえた時、子供たちは競って丘を駆け上がって彼に見せに行きました。それは多忙な日々の中で気に留めなくなってしまうような、シンプルで気持ちの休まる、楽しい時間でした。彼は忍耐強く、子供たちにアマガエルの捕まえ方を教え、また補助輪無しで自転車に乗れるようにしてくれました。

 

スタンレー・カップ(北米プロアイスホッケーリーグ)の試合が私達が住む地域で行われたとき、彼が興奮した様子で両手を振っている写真が地方紙に載りました。ホッケーが大好きな息子は、すぐに写真の中の彼を見つけました。日曜日に彼の子供、孫、ひ孫たちが彼の家に集まった時、彼は私たち家族も招待してくれました。私たちは一緒に誕生日や、彼らの結婚60周年も祝いました。

 

そして私たちは、彼の為に補聴器のフィッティングを行いました。

 

湖から学んだこと_2

 

 

大きな器に、小さな補聴器

 

彼は25年前に教育委員会の教育長としての仕事を退職しました。彼は彼の家系で最初に大学に入り、Ph.D.(博士号)を取りました。彼は湖畔に住む人々のことを知っていて、もちろん湖畔に住む人々も彼のことを知っていました。彼は体も大きく、人間的にも大きな人です。彼は自分が難聴だと気づいていて、時々それを私たちとの話題にしました。しかし彼は、補聴器を着けると老け込んで見えることを心配していました。

 

彼の奥様は、難聴のせいで彼が引きこもりがちになるのを心配していました。彼は教会での会合を避けるようになり、電話の隣に座っていても電話に出ない時があったそうです。聴き取りに苦労するのが分かっていたからです。発表者の声が聞こえ辛くなったため、ミネソタ大学での年次学会にも出席しなくなりました。

 

CBS Sunday Morningが放映された後に、彼は補聴器を試す決心をしました。彼はスターキーの最新の補聴器の機能と技術に感銘を受けていました。彼は、奥様を起こすことなくテレビを好きなだけ大きな音で聞きたいと思っていました。彼は言語の自動翻訳が出来る補聴器を望んでいました。旅行の計画があったわけではありませんが、他の言語を勉強してみたいと思っていました。また、彼は補聴器を装用していることに誰も気づかないくらい、小さな補聴器を望んでいました。そして何よりも、シアトルから電話してくれる彼の娘さんとお孫さんの声を聴くことを望んでいました。

 

 

Hear better, live better

 

秋が来て、湖も美しい紅葉に覆われました。私たちの初めての夏が、こうして終わりました。ボートや桟橋が場違いに見えるのが少し寂しかったですが、更に寂しいのは私たちのお隣さんが冬に向けて旅立ってしまったことです。彼らは渡り鳥のように、10月にはフロリダに向けて旅立って行くのです。

 

お隣さんがいないと違和感がありますが、私は夏の出来事を思い出して微笑んでいます。私たちの家を訪れる代わりに、彼は子供たちに会っているのです。それを想像してください。決して電話を取りたがらなかった人が、今は電話での会話を楽しんでいます。

 

より良い聞こえが人生を良くするのを目にするのは、常に新鮮な感動です。それは自分がオージオロジストであることの一番の喜びです。より良い聞こえは人生を変え、必ず良い方向に変えてくれます。私はすでに何年もこのことを知っていましたが、この夏は何時にも増して強く感じました。

 

私の一番の喜びを子供たちと分かち合い、私たちの心に近しい人に起こった嬉しい変化を目の当たりに出来た事で、改めて補聴器と、より良い聞こえがもたらす恩恵に感謝の気持ちを持ちました。この夏、湖が私たちに教えてくれた全てのことに感謝しています。その中でも、お隣さんに補聴器をフィッティングしたことは私の一番大切な記憶になりました。

Topics: 体験談