スターキーアメリカ本社で行われているポッドキャストコンテンツより、CHHO(チーフ・ヒアリング・ヘルス・オフィサー)のデイブ・フェイブリー博士との会話で、
CTO(チーフ・テクノロジー・オフィサー)、技術開発の担当副社長であるアーチン・ボーミック博士が新製品 Edge AI(エッジエーアイ)補聴器の開発秘話を熱心に語られておりますので、ご紹介させていただきます。
- CHHO フェイブリー博士(左) CTO ボーミック博士(右)
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新製品開発にかける想い
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ボーミック博士は昨年、カルフォルニア州でオージオロジストの資格を取得。技術開発責任者の傍らで難聴者と直接対話して、装用者のニーズを肌で感じております。
ボーミック博士自身はまだ聴覚障害がないものの、常に補聴器を装用し、自身を被験者として、このデバイスから大きな恩恵を受け、それ無しでは生きていけないと思わせるようなユーザーになれるかを問いながら、製品開発に取り組みました。
その中で新製品エッジAIでは3つの事を実現したと語っております。
①通常の聴力であっても、この機器を使う事で会議の中でも会話を豊かにし、
雑音を減らせるか。
②健康状態を追跡し、自分で気づく前に健康に関するリスクを知るのに役立つか。
③情報社会へのアクセスを手助けしてくれるパーソナルアシスタントになれるか。
エッジAI補聴器の魅力
フェイブリー博士とボーミック博士は30分以上、エッジAI補聴器の開発秘話と魅力を熱心に対談されていますが、特にご覧いただきたいポイントは3つあります。
【14:03~ 昨年発売したジェネシスAIから新製品エッジAIにかけて行った改善点】
ジェネシスAIは既に優れた補聴器でありながら、それよりも大幅に改善するには相当苦労した、と語るボーミック博士ですが、その何よりもの特長は、業界で初めてメインプロセッサーであるチップ自体にDNNハードウェアアクセラレータエンジンが完全統合され、これにより音声の強化、ノイズの低減、複雑な音環境への適応と言ったDNNのメリットが得られると同時に、長寿命バッテリーを実現しています。
【17:03~ まったく異なるアーキテクチャを研究開発】
上述の特長は、他のプロセッサー方式とどう違うのか、研究室で徹底的に行われたテストに基づき、その違いをボーミック博士は解説しております。
【19:40~ 騒音環境下で最大13dB SN比改善】
エッジAIには、業界初のDNNによる音声予測機能を搭載しており、従来よりも正確なノイズ管理ができるようになりました。
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エッジAIやその他の補聴器技術について詳しくお知りになりたい方は、認定補聴器技能者にご相談ください。ここに郵便番号を入力するだけで、補聴器技術を紹介、試聴可能なお近くの補聴器専門店リストを表示します。(補聴器の試聴には費用がかかる場合があります。)補聴器がどのように役立つのか、ご自身の耳で確かめてみませんか?
すぐにお店に行けない場合は、オンラインで5分で終わる聞こえのチェックをしてみましょう。
またご自身の耳の状態について相談できる方がいない場合、日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会が掲載している全国の補聴器相談医リストを確認してみてください。
本ブログ記事はアメリカ本社が執筆したものを日本市場向けにアレンジしたものです。