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スターキーからの補聴器・難聴についての耳より情報をお届けします。

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現在のスターキー補聴器の指向性技術

 話題のスマホと連動するスターキー補聴器「Halo」(ヘイロー)は、その特殊性ゆえにスマホとのダイレクトな連動機能に焦点が当たりがちですが、今回のブログでは補聴器技術としてもユーザーフレンドリーな機能を備えている側面をご紹介させていただきたいと思います。

 

補聴器に対する要望で特に多いのは次の2つです。一つは「より良い会話の理解」、もう一つは「騒がしい環境でよく聞こえるようになること」。最近の補聴器には色々な機能が搭載されており、補聴器装用者の多くの要望に応えることができるようになってきました。その為に備わっている機能の一つが指向性機能です。今回のブログでは、Haloにも搭載されている「スピーチID」「アキュイティ指向性」についてお話します。

 

 

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スピーチID:

難聴者にとって、会話の理解は大きな課題の一つです。会話の中で、話し声は聞こえていても、難聴が母音・子音や語尾の区別を邪魔しています。スピーチIDは、難しい聴取環境でも会話音に優先順位を付けて処理することで、音声のナチュラル感や正確さを保持します。また、様々な文字や言葉に関連した固有の周波数を特定して処理することで、会話の鮮明性を維持します。

 

アキュイティ指向性:

そもそも補聴器は、音源からマイクロフォンへ届く音をできるだけ早く処理することで雑音と音声を区別しています。音をマイクロフォンに届けるスピードが音声と雑音の区別の基準になるのですが、今までの一般的なマイクロフォンでは、聞き手の正面から直接的に入ってくる音を補聴器が優先的に増幅していたので、指向性には限界が生じていました。

スターキーでは多くのスマートフォン等にも採用されているシリコン製のMEMSマイクロフォンを使用しています。以前までのポリエステル製(繊維製)のマイクロフォンでは温度や湿度の変化でさえも性能に差が生じてしまっていたところ、格段に素材の性能が向上したことにより、「聞くこと」に柔軟に対応できるアキュイティ指向性が可能になりました。アキュイティ指向性は、360度全方向が騒々しい環境だとしても自動的に指向性モードが切り変わり、どの角度からも音声を確認できるようにプログラミングされています。したがって、以前取り上げたスターキーのアキュイティボイスの機能をもより強力にサポートしています。

 

アキュイティ指向性の仕組み:

MEMSマイクロフォンで構成された適応型マルチマイクロフォンシステムは安定した音質を供給し、聞こえに快適性を与えるだけでなく、様々な環境下での聞き取りに秀でています。

補聴器は音声を検出し、マイクロフォンがそれを音や音声だと識別すると、その音源に対して指向性ポーラパターンを指示します。

つまり、このシステムはどんな騒音下においても、大事な音声が発生したと識別するときにはいつでも音声が発生した方向の音は減少させずに、“音声として反応していない部分Null(ヌル値)”に指向性ポーラパターンを向けているのです。

 

Null.png

 

話者が聞き手の周りを動くように、指向性のパターンも外部からの雑音を抑制し、それと同時に話者の声を追従していきます。

 

アキュイティ指向性には、会話に集中できることを含め、多くの利点があります。例えば、車を運転する時など、同乗者が後ろに座っていようと、隣に座っていようと、話し声が聞こえないことに悩む必要がないのです。

 

SpeachID.png

 

2つの機能がより鮮明な音声を補聴器装用者に聞かせ、大勢の人に囲まれていても会話に集中させることができます。

 

 

このような補聴器技術も兼ね備える最新のHaloカタログは下記ページにてダウンロードができます。

 

Halo2掲載カタログ

 

 

Topics: 補聴器, 補聴器ユーザー