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トピック

「聞こえるけど何をいっているかわからない」

難聴の人達がまず気が付くことに、「人の声はちゃんと聞こえていますが、何を言っているのかわかりません。」というものがあります。
 

これは「高音急墜型難聴」の影響を受けている人によくある不満です。

 

音は聞こえて言葉が理解できない

 

何が起こっているのか、なぜこんなに多くの人がこの不満を持っているのか

 難聴は耳だけでなく脳も含む問題です。音波は耳によってコード化され、脳で意味のある言葉に変換されます。 難聴は、様々な周波数において幅広い程度で現れる可能性がありますが、感音性難聴のまさに一般的な症例は、高音急墜型難聴です。

 

通常、聴力は125から8000 Hzを測定します。 「高音」難聴のある人は、1000 Hz以下の周波数(低音)では聴力低下はありませんが、1000〜8000 Hz(高音)の範囲で異常な結果になります。 高音急墜型難聴は、難聴の最も一般的なバリエーションの1つです。

オージオグラムJPG

傾斜した高音型難聴のオージオグラム

 

 

異なる音は異なる周波数を出しています

 

人間の音声信号を調べると、低音の母音(あ、い、う、え、お)と高音の子音(S、F、Th、Sh、Ch、K、P、H)があることがわかります。 低い周波数の母音が聞こえると、話を聞いているという感覚になります。しかし高い音や「子音」を聞くことができないと、単語を完全に理解することができません。(よって私達は聞こえはしますがは理解はできません。)

 

子音が発生する高周波数帯域とはつまり、単語を区別する場所です。高音型難聴があると「子音」を効率的に聞くことができなくなり、「Cat」や「Hat」などの単語の違いを聞き分けることができなくなります。

 

大切な音や文字が聞こえません

 

子音が消去された本を持っていると想像してみてください。 あなたは本の一部を読むことができ、そのさらに一部を理解することはできます。しかし多くのキーワードやフレーズを理解することができず、その結果、本を理解することはかなりの難題となるでしょう。 これが高音型難聴で起こっていることです。 メッセージの一部は聞こえますが、区別と理解に必要な重要な音や文字を高音急墜型難聴「消して」しまいます。
  

幸いなことに、高音急墜型難聴は通常、適切な診断と適切な増幅で対処できます。

 

 

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トピック: 難聴と健康