現在、新型コロナウィルス(COVID-19)の感染予防や咳エチケットのためにマスクの着用をしていますが、口元が見えなくなると視覚的な情報が得られにくくなるため、きこえにくい人達はあなたの言葉がいつもより上手く聞き取れず、困っているかもしれません。
人間の脳は、会話の理解を助けるために、お互いの唇の動きを見るような視覚的な手がかりを使うように設計されています。
しかし、マスクなどにより口元が見えなくなるとこの視覚的に重要な情報を得られにくくなりますし、また、もごもごしたように聞こえるなど、理解が一層難しくなります。
では、マスクを着用したまま、きこえにくい人達とコミュニケーションをとるために、どのような方法があるのでしょうか。
①音声文字変換アプリを使う
スマートフォンをお持ちの場合は、音声文字変換アプリをインストールすることを検討してください。
②筆談
スマートフォンを持っていない場合は、紙とペンを使用して筆談を行うことを検討してください。
最近は、紙を必要としない環境に優しい電子メモパッドというものも売られています。
③ゆっくり・はっきり話しかけてください
聞き取りやすいように、ゆっくり、はっきりと話しかけてください。相手が上手く理解してないなと感じた場合は、言葉を言い換えてみることも検討してください。このとき、かえって言葉が聞き取り辛くなるため、過剰に大きな声で話しかけないように注意してください。
④どのような配慮が必要か本人に聞く
補聴器を使用している人ですと、音声を補聴器に直接ストリーミングさせるアクセサリーを使用している方もいます。どのような方法だとコミュニケーションが取りやすくなるか本人に聞いてみましょう。
5月4日に緊急事態宣言が5月末まで延長されました。
「新型コロナウィルス(COVID-19)は、いつ収束するのか?」という不安から毎日テレビやスマホでコロナ関連ニュースを集めたり、長引く外出自粛にピリピリしている人も多いはず…。
コロナ疲れによるストレスの対処法として、WHOは次のことを挙げています。
・家族や信頼できる友人等とメールや電話などで話す
・食事や睡眠を十分にとり、運動を適度に行うなど健康的な生活を心がける
・コロナ関連ニュースはそれが事実なのか国や地域の保健機関など信頼できる情報源で確認する
下記の動画は日本赤十字社による「体だけではなく、心を守り、社会を守るための、 心構えを伝える」絵本アニメーションです。
また、近畿大学から「コロナウィルスとは?」についての字幕・手話通訳付き動画がアップロードされています。なぜマスクの着用や、うがい・手洗いが必要なのか?が分かりやすく説明されています。
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