Hear Better.Live Better.BLOG

スターキーから補聴器・難聴について生活に活かせる情報をお届けします。

Hear Better. Live Better.ブログを公開中!! 配信登録はこちらをクリック!

トピック

【ユーザーズボイス】補聴器に導かれた私という運命について 後編(全3部作)

ユーザーズボイス第3回は3回目の試聴でようやく出会えた平元さんの補聴器が導いた運命について綴られます。

 

読み進める前に以前までのストーリーを確認したい場合は下記からご覧ください。

・前編はこちらから。

・中編はこちらから。

 UserSVoice_HH.jpg


 

1つ目で期待外れだったので「iPhoneとの連動性」と言われましたが、正直大した期待はしていなかったのです。ところが、電話をする際に音量を最大限に上げなくても、相手の声がクリアに聞こえ、会話がちゃんと出来ることにまずは驚きました。これまでの携帯は常に音量を最大限に設定しなくてはならなかったし、どんなに耳を携帯の受話口に近づけても大切な言葉をちゃんと聞き取れなくて悲しい思いばかりしていたから、もっぱらコミュニケーションはメール専門になっていて、電話は出来ることなら緊急時以外は自然と避けるようなっていました。Haloを使い出して携帯電話で長話も出来るようになりました。

 

メールの文章ではどうしても伝えられない気持ちを言葉にのせて伝えらえるようになったのは本当に嬉しいことでした。そして大切な人からの言葉を何度も聞き返さずに聴けるのもとても嬉しかったです。当たり前のとてもシンプルなこと。だけど、そんなことがとても嬉しいのです。

 

そして、その頃私は自分の感性を磨く為に五感を刺激しようと思っていました。

 

ちょうどピアニスト・作曲家である稲本響さんに出会ったばかりでしたので、稲本さんが作られた組曲「Natural Blessing Opus1」を聞いてみようと思いました。

 

 

補聴器をつけ出してから私は「無音の世界」で生きる方が耳にとって負荷が少なくて良いのだと思い込み、家ではテレビやラジオもつけない音のない世界で長い間生きていました。もちろん音が上手く取れなくなってしまったので大好きだったカラオケも止めていました。

 

稲本響さんの曲はYouTubeからでも聞くことができると伺ったのを思い出し、更に、HaloならYouTubeを補聴器から聞くことが出来るのに気づき、早速初めてHaloから音楽を聞いたのです。

 

稲本さんの組曲の音を聞いていたら、周りに人がいようとも涙がとめどなく頬を伝うのですが身を任せ争わず、ただただ「音」を聞いていました。衝撃的でした。ピアノと一人の人間が奏でる音の力に圧倒されました。歌詞がないのになぜ自分が涙するのか?訳も分からず、それから毎日この組曲を聞いては泣いていましたが、その様はまるで、無音の世界に生きていたこれまでの「白黒のモノトーンの世界」「カラフルな世界」に変わっていく様でした。私は音楽が好きだった自分を取り戻しました。そして泣く度に私の心は癒されていったのだと思います。

 

なぜなら、1ヶ月半ぶりに二度目に会った稲本さんは私が誰か分からなかったぐらい、私が変わっていたそうです。そしてこのことがきっかけで、私は稲本さんが音楽を通して行っておられるチャリティー活動「Natural Blessing Project」をご一緒するようになりました。

 

「Global Warming」という言葉が言われ出してからもう随分と時間が経ちますが、この Natural Blessing Project では地球を癒すために、一番小さな「自分」という地球を言葉(歌詞)のないピアノ曲で癒すチャリティー活動をされています。

 

私自身がそうだったように、どんなに雄弁な言葉よりも音楽は軽々と人々の心へ寄り添います。このチャリティー活動を通して宮城県南三陸に関わらせていただいていますが、音楽が親子や夫婦関係の絆を深めたり、音楽と共に歌い踊ることで新しい輪が出来たり、音楽だから出来ること、音楽の力を目の当たりにしています。様々な障害を持っておられる方々にもコンサートをお届けしてきました。その度に私は人間の可能性は無限大であると実感し打ち震えるのです。何故ならば、音はその細胞を目覚めさせることが出来ると確信しているからです。

 

このようにHaloに出会ってから、

ありがたいことに私の人生がどんどん豊かになっていきます。

ここに至るまでにはたくさんの方の力添えがありました。

Haloに私が出会うまで辛抱強く私に寄り添い支えてくれました、お店の担当者の方には心から感謝しています。

 

また、Haloを開発してくださったスターキー社の開発者の皆様にも心からの感謝を贈ります。この補聴器との出会いが私の運命を変えました。そして私が本当に生きたい道に導いてくれましたから。私は今とても幸せです。

 

人前でも補聴器の電池を交換できるようになりました。100%ではありませんが、私は今、ありのままの私で生き始めました。そう、10年前に病院で言われた「補聴器を付けているのが私の個性」がようやく実行出来るようになりました。

 hiramoto.png

第2回のユーザーズボイス記事掲載で、実際に平元さんのFacebookに投稿された写真)

 

 

これまでたくさんの小さな階段を上ってきましたが、この喜びをたくさんの方と分かち合いたいですし、何よりもかつての私がそうであったように、補聴器を使うことへ躊躇いがある方や偏見を持っていらっしゃる方々に、補聴器をつけることがどんなに人生を豊かにするのかを声を大にしてお伝えしたいです。

 

Facebookでカミングアウトした時のように、私の小さな階段のお話が誰かのお役に立てるのならとても嬉しく思います。

 

最後になりますが、これからもどんどん進化するスターキーの補聴器が楽しみです!そして補聴器を使う私達皆の日常が更に豊かになっていくのも楽しみで仕方がありません!

 

ありのままの私達が一番素敵

 

平元陽子

 

 

あなたも補聴器についてのご自身の物語をスターキーと綴ってみませんか?

難聴の症状は人それぞれです。もちろん全ての方が平元さんのようにスターキー補聴器が適切ということは言い切れません。しかし、難聴でお悩みの方にとって、あなたの経験が誰かの人生を大きく変える勇気に変わるかもしれません。お問い合わせは下記ボタンからお願いします。

お問い合わせ

 

トピック: 補聴器, 体験談