人生において、当たり前と思われていること、それは「年を取ると耳が遠くなる」ということです。
ある研究では、60歳以上の3人に1人、70歳以上の3人に2人、85歳以上の5人に4人は難聴であると報告されています。またある研究調査では、難聴を治療しないままでいると、多くの健康問題に直面する可能性があると言われています。
最悪のケースでは、認知機能の低下や認知症発症を加速させてしまう可能性があります。しかし、だからと言って、それが全く希望の持てない状況とは言っておらず、難聴を治療することで、認知機能の低下を含む、QOL(生活の質)を低下させるリスクを軽減、または進行を遅らせることができると報告しています。
難聴症状があるにも関わらず、治療を受けていない人の割合はなんと75%にものぼるのです。
なぜ、治療を受けないのか、その答えは調査結果からも分かってはいません・・・
なんとなくでも構いません。少しでも「きこえ」に違和感を感じるのであれば、きこえの専門家に相談してみましょう。きっと、適切なアドバイスをしてくれるはずです。
難聴にまつわる数字:難聴の治療を受けていない人の割合 75%
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