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トピック

もし難聴が疑われたら、どうしたらいい?

難聴に悩む人々の多くは生まれつきの難聴ではありません。それどころか、難聴は後天的なものが多く、一般的に騒音暴露や加齢など、難聴になる原因も複数の組み合わせだったりします。ほとんどは、難聴はごく自然な現象であり、長い人生を全うする上で引き換えとなるものと考えられています。

 

ある調査研究では、18~25歳が一番きこえが良い年代であり、年齢が関係する加齢性難聴は、通常、50歳前後から顕著に見られ始めます。事実、難聴の罹患率は年齢が10歳増すごとに2倍になり、60歳以上の3人に1人、70歳以上の3人に2人、85歳以上の5人に4人が難聴という計算になります。

 

聴力測定を受けましょう 

もしあなたに難聴が疑われたら、それは処置するタイミングを早く知ることができたとポジティブにとらえて良いことです。(日常生活の中で聞え難いときがあり、一般的な難聴の兆候が見える、またはスマホのアプリなどで簡易的な聴力テストを試してみて成績が良くなかったなど)

 

難聴は対処すべきです

様々な調査研究から、難聴を治療せずにそのままにしておくと、うつ症状、不安神経症、転倒や入院リスクの上昇、認知症にさえ発症する可能性など、数々の問題と関係することが分かってきました。ジョンズ・ホプキンズ大学やコロンビア大学など研究機関の医師や科学者は、難聴を対処することでこれらの問題も改善すると言及してきました。”補聴器の使用が、難聴に対して社会面、機能面、感情面で効果を上げることが分かってきています” 

 

きこえの専門家に相談してみましょう 

ジョンズ・ホプキンズ大学のフランク・リン教授は、”脳の構造に変化が見られる前に”、難聴への対処を開始することを推奨しています。難聴に向かい合う準備ができたら、耳鼻科医の先生に相談してみましょう。耳鼻科医師の中でも、「耳=きこえ」を専門にされている先生がいらっしゃいます。日本耳鼻咽喉科学会では、きこえを専門にされている先生、「補聴器相談医」のリストを公開しています。もしも、あなたの難聴が、仕事上の環境によるものと疑われる場合は、「騒音性難聴医」の先生への相談するのも宜しいかと思います。また、補聴器のスペシャリストである「認定補聴器技能者」も頼れるアドバイザーです。認定補聴器技能者は、補聴器相談医と連携した対応を行っています。

 

きこえの相談イメージ 

 

きこえの相談ではどのようなことをしますか? 

医師や補聴器店によってやり方は多少異なりますが、初めてきこえの相談を行うときは、多くが次の手順で進められます。 

 

  1. 1. 問診表の記入  — 既往歴やきこえに関する質問を含む問診票を記入します。
  2. 2. 聴力の測定  — オトスコープ(耳鏡)などで耳をチェックし、防音室で聴力の測定を行います。 
  3. 3. 測定結果の説明 — 測定データのグラフを元に、測定結果を説明します。 
  4. 4. 治療または予防方法のアドバイス —医師の治療が優先される場合は、耳鼻科医が対応します。補聴器の装用が有効な場合は、聴力データや問診票の記入内容が考慮された推奨モデルの試聴やデモを行います。

補聴器はほとんどの難聴に対して有効です 

聴力データや問診から明らかに難聴であることが判明した場合、ほとんどの場合において補聴器が推奨されます。難聴の程度によっては、公的に受けられる支援制度や、人工内耳など補聴器以外の対処方法についても説明されます。一人ひとりで異なるきこえとライフスタイルの必要性に合わせてプログラミングされます。このように、世界に一つしかないカスタムメイドの補聴器は、きこえに悩みを抱える約9割の人に有効であると報告されています。

 

すべての補聴器が同じではありません 

最近の補聴器はスタイルが豊富にあり、様々な高度な機能を搭載しています。例えば、IICと呼ばれる「見えない」補聴器は、外耳道内の奥に挿入し、誰にも気づかれない極小の補聴器です。また、iPhoneと連動して、通話や音楽、Podcastのラジオ番組や教育コンテンツ、動画などをワイヤレスで楽しむことができる、そして何よりもiPhoneがボリューム調整などのリモコンとして使える補聴器もあります。スターキー補聴器のフラッグシップモデルであるライフデザイン補聴器MuseとHalo 2 には、業界初の音楽機能が搭載され、以前よりももっと自然に音楽を楽しめます。

 

あなたに最適なきこえを提供する協力者とは 

あなたが好感を持ち、信頼できるヘルスケア提供者を選ぶことが大切です。難聴の程度、ライフスタイルや好み、活動的な生活など、多くの要素に基づき、あなたにピッタリの補聴器にするためには、お互いが密接に連携することが必要です。

 

その人は、より良いきこえに対するヒントやアドバイス、補聴器調整やメンテナンス、またこのような大切な素晴らしい感覚についてどんな質問にも答えられる、頼りになるエキスパートであるべきです。

一番重要なのは、あなたが選んだヘルスケア提供者が、より良いきこえの協力者であり、難聴が日常を脅かすことなく幸せで充実した毎日を送れるように、あなたに寄り添い助けてくれる人、であるということです。

 

ただし、補聴器は万能ではありません。補聴器をすれば誰もが満足な「きこえ」を取り戻せるわけではないのです。あなたの最適なきこえを提供する協力者は上述と同時に、あなたの補聴器への期待値も標準化してくれる人物であるべきです。

 

積極的に難聴に取り組む準備はできましたか?

 

出典元:

トピック: 難聴と健康, はじめての補聴器