健康の話となると、最初に思いつくのはダイエットやエクササイズに関することが一般的です。
先週何キロ走ったとか、ジムで何キロのベンチプレスを何回上げたとか、健康食品とファストフードのカロリー計算を比べてみるなどです。
でも、健康はただ栄養や適度な運動のみで実現できるものではありません。
特に男性にとって、「きこえ」の健康は優先すべきものなのです。
さて、どうしてでしょう?
難聴は女性よりも男性に多い症状と言われています。
(過去エントリ 男性よりも女性の方が聞こえが良い!?)
また難聴は、75歳以上の男性にとって最も一般的な慢性的な症状と言われています。
(National Academy on an Aging Societyの調査による)
今回の記事では男性が「きこえ」の健康を優先すべき6つの理由を掲載します。
1.うつ病:
特に18歳から69歳の成人において難聴症状が表れると、うつ病のリスクを高めると言われています。
2.社会参加:
難聴は友人や家族などからの社会的孤立につながり、感情が不安定になりやすく欲求不満の感情をもたらすことが懸念されています。全米聴覚医学会のある研究では、補聴器を使用していない難聴の人は、社会的活動に参加する事が少なくなると報告されています。
3.他の健康問題を暗示:
難聴は、心臓病や糖尿病を含む他の健康状態とリンクしていると言われいます。「きこえ」の健康を意識することは、他の健康上の問題を検出するために役立つ可能性があります。
4.聴覚の健康=脳の健康:
難聴のケアに補聴器を用いることで、潜在的に高齢者の認知機能を向上させることが発見されました。(コロンビア大学医療センター(CUMC)による最近の研究)最近の研究では、認知能力の低下と高齢者における認知症は難聴と結びつけられているのです。
5.人間関係:
もしかしたら難聴であっても、現状の生活では難聴者本人には影響が少ないのかもしれません。でも、確実に周りの友人や家族に影響を与えているのです。「きこえ」の健康を優先することで、家族、友人との信頼関係を強固に保つことができます。
6.収入力:
ある研究で、補聴器によってケアが可能な難聴の方がきちんとケアしているか、していないかでその収入に関係があることが示されました。難聴は集中したり、注意して聴いたりする時に影響を及ぼします。
特に雑音の多い場所やグループでの会話時に正確に会話を理解したり、様々な業務を並行して行わなければならない時にはこの影響が大きいのです。
毎年聴力測定を行うことにより、あなたの聴力が健康な状態にあることを確認しましょう。
難聴と健康についてのオンラインガイドブックについては
下記よりご覧いただけます。