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トピック

心臓病と難聴の関係

9月29日のワールド・ハート・デー(世界ハートの日)に辺り、ベター・ヒアリング・インスティテュート(BHI)では、心臓や血管の健康と難聴の関係性への啓蒙啓発活動に取り組んでいます。BHIは、40歳以上の成人は男女関わらず、年に一度の定期健診の一環として、聴力測定を受けることを推奨しています。

 

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健康な心臓と聴覚には強い関連性があることが証明されています。スターキー・ヒアリング・テクノロジーのオーディオロジー&プロフェッショナル・リレーションズ部門の統括責任者であるデーブ・フェイブリーによると、高齢者にとって耳は、心臓の健康状態を測る信頼できるバロメーターであると今、多くの心臓専門医が考えているとのこと。

 

フェイブリーはこう続けます。

 

「もしあなたが65歳以上で聞こえ難さを感じていて、過去に騒音にさらされる環境にいなかったり、難聴の家族などがいなければ、医師は循環器疾患や高血圧症などの可能性を疑うでしょう。」

 

フェイブリーは、心疾患のサインは内耳の血流状態から見てわかると言っています。

 

「耳には非常に微細な毛細血管があります。この毛細血管への血流が中断してしまうと耳に損傷を与える原因となり、聴覚障がいが引き起こされます。この点では糖尿病や視覚障がいとなんら違いはありません。聴覚について多くの他の疾患に関係性があるという自覚を促す活動は必要です。」

 

つまり、健康な動静脈が耳の健康全体に大きな役割を担っています。健康状態であれば血管など体内システムの構成要素が的確に機能し、例えば耳のような身体の器官に妨害を受けることなく血液が流れていきます。

その他にも、喫煙の危険性が挙げられています。ある研究では、血管に損傷を与え、静脈硬化させる喫煙が難聴に関係していると報告されています。

 

うつや社会からの孤立との関係性、認知症記憶障がいとの関係性と同様に、「心の健康と難聴」の関係性もまた、スターキーが”Hear Better, Live Better"=”もっと聞こえれば、もっと人生は楽しい”を提唱している証明になっています。健康な聴覚が身体全体の健康に直接的にどのような影響を与えているのか、その価値を知れば、ウィルス、細菌、腫瘍、発作や特定の薬剤が原因とされる難聴が病気の医学的な原因であると理解し易くなります。

 

まだまだ機能できる身体の器官を使わない事で生じてしまうかもしれない症状を防ぐ事は、健康にとって大切なことなのです。

 

トピック: 難聴と健康