「最近、聞こえにくいな」と感じてはいるけど、TVのボリュームを大きくする、相手にゆっくり喋ってもらう、繰り返し話してもらうなどをすることで、それほど不便を感じていないため、そのままにしていませんか?
補聴器装用者は、自身の難聴に対処するまでに平均して10年の歳月がかかっています(米国)
日本の場合は、難聴に気づいてから補聴器を購入するまで平均4~6年かかると言われています
聴力の低下は、視力と比べて自分では気づきにくいと言われています。しかし、聞こえにくさを放置しておくと、耳だけでなく身体全体の健康に影響していく恐れがあります。
たとえば、周りとの会話についていけなくなり、外出することが億劫に感じ、社会との関わりが少なくなります。そして、自然と「聞くこと」が必要になる状況を避けてしまいがちになります。この状況が続いていくと、孤独感、孤立感、苛立ちといった感情の発生に繋がっていきます。
きこえに違和感を感じたら、相手に配慮を求めることも大事ですが、耳鼻科で聴力検査を受けるなど、ご自身に対する配慮も行いましょう。
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