今月は3月3日「国際耳の日」にちなんで、スターキーきこえの財団の活動等を紹介させていただきます。
2020年2月14日(金)、フィリピンの首都マニラでは、スターキーきこえの財団のスタッフたちが、コロナウィルスの影響もある中で、活動を行うべきか?延期するべきか?朝から悩んでいました。
しかし、外にはすでに大勢の人が、きこえの贈り物(補聴器)を待っていました。
「こんなとき、スターキーきこえの財団創設者ビル・オースティンはどうするか?」を考え、スターキーきこえの財団スタッフたちは「中止にしない。全員にきこえの贈り物を届けよう!」と開催を決意しました。
1日で400人以上の方が、きこえの贈り物を受け取りました!
この日、マニラ市に住む400名もの方が会場を訪れました!
年齢とともに聞こえにくくなった方や、生まれつき難聴の方のほか、病院にかかる余裕がなく難聴が後遺症として残ってしまった方など、さまざまな方が会場を訪れました。
受付の風景
今回は、段階2のヒアリングミッションです。
段階2では補聴器・イヤモールド(耳の形状に合わせたオーダーメイドの耳せん)の提供、補聴器の装着練習が行われます。
補聴器の装着を行う現地スタッフ。現地の耳鼻科医、言語聴覚士、ろう学校教員なども協力
また、イヤモールドが「ちょっとキツい」、「もう少しギュッと入れたい」などの要望に応えるためにスターキー・ヒアリングテクノロジーズの製造スタッフも数名参加しました。
補聴器とイヤモールドを確認する製造スタッフ
So, the World May Hear(一人でも多くの人にきこえが届くように!)
この写真をシェアしてくれた方から「日本もコロナウィルスで大変だろうけど、がんばって!と伝えてほしい」とのメッセージを預かっています。
400名以上の対応を行ったスタッフたち
今回、きこえの贈り物をを受け取った人達は、段階3(アフターケア)、段階4(実用訓練)と、補聴器を日常生活で使っていけるようにステップアップしていきます。活動は、段階4でおしまいではありません。そのあとも、ケアは続けられていきます。
一人でも多くの人達にきこえを届けられるように!きこえを必要としている人達だけでなく、きこえを届けるために活動をしているスターキーきこえの財団スタッフたちも、みなさまからの温かい応援をお待ちしております!
引用:
Special thanks to Mica Pauline Cammad the logistics members of Starkey Hearing Foundation
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