(2025年7月23日更新)
テレコイルはTコイルとも呼ばれ、補聴器の機能を広げるために搭載されている小さな部品です。補聴器の内部に組み込まれた、銅線を巻いたコイル状の構造で、磁気信号を受診する役割を持っています。もともとは、固定電話の受話器から発せられる時期信号を補聴器で受け取るために開発され、その用途から「テレ(電話)コイル」と呼ばれるようになりました。
日本ではテレコイルは「磁気誘導コイル」とも呼ばれる場合もあります。現在では、電話だけでなく、テレコイルを搭載した補聴器と公共施設などに設置された「ヒアリングループ(磁気誘導ループ)」とが連携することで、周囲の雑音を抑え、より聞き取りやすい音声を補聴器に届ける補助的な機能として活用されています。